臨床セミナー 2024

関わるところに生まれる心理臨床

 

対人関係精神分析の考えに基づき、『関わるところに生まれる心理臨床』を年間テーマに、2024年度は、「来場参加(会場で直接参加)」と「オンライン参加」のいずれかでご参加いただくハイブリッド形式で開催いたします。心理療法で大切にしたいことを、講義と事例検討により、一緒に考えていくセミナーです。

 

  • 会場:
    • 中国新聞社本社7階研修室  広島市中区土橋町7-1
    • オンライン参加はZoomミーティング                 
  • 対象:
    • 臨床心理士・公認心理師
    • 上記資格を目指す大学院生と大学院修了生
  • 受講料:
    • 全日程参加・・・7,000円(学生:5,000円)
    • 講義のみ参加・・4,000円(学生:2,000円)
  • 定員:
    • 来場参加 :30名
    • オンライン参加:50名

 
**日本臨床心理士資格認定協会研修ポイント申請(ワークショップ)をします**
 

<< 1日のスケジュール >>
10:00~12:30 講義
12:30~13:30 お昼休憩
13:30~16:30 事例検討

 

日程

テーマと講師

第1回 2024年 5月26日(日)

「心理臨床の4つの領域」について

 

一丸 藤太郎

William Alanson White Institute 公認精神分析家

認定精神分析家・臨床心理士

 

心理臨床を学ぶには、次の 4 つの領域について学ぶことから始まる。
① 本で心理療法について学ぶ

② 事例を担当して心理療法を実践する
③ スーパーヴィジョンを受ける

④ 心理療法を受ける
これら 4 つの領域を学ぶことが望ましいが、わが国では「スーパーヴィジョンを受ける」ことと、「心理療法を受ける」ことは難しい。心理臨床を学ぶための、これら 4 つの領域について解説したい。

第2回 2024年 7月28日(日)

スーパービジョンの体験

 

一丸 藤太郎

William Alanson White Institute 公認精神分析家

認定精神分析家・臨床心理士

 

わが国では、体系的に心理臨床を学ぶことは難しいが、「スーパーヴィジョン」は受けることが可能です。「スーパーヴィジョンとは、どういうものか」、「私自身が受けたスーパーヴィジョン体験」を紹介し、私からスーパーヴィジョンを受けた人の体験を語ってもらう。

第3回 2024年10月20日(日)

心理療法の基本に立ち返る 〜私たちは何に取り組んでいるのだろうか〜

小松 貴弘

神戸松蔭女子学院大学教授

臨床心理士・公認心理師

 

心理療法に取り組む中で、私たちはクライエントと共に、何をしているのでしょうか? 何をするべきなのでしょうか? そのようなことを考えるうえで、心理療法の理論はどのような役割を果たすのでしょうか? ことば・身体・経験をキーワードに、基本に立ち返って丁寧に考えてみたいと思います。

第4回 2024年12月15日(日)

心理療法を体験して

一丸 藤太郎

William Alanson White Institute 公認精神分析家 

精神分析家・臨床心理士

 

心理療法家は、クライエントに役に立ちたいと願って心理療法を実践しているが、クライエントはそれをどのように体験しているだろうか。クライエントにとって、心理療法がどのように役立っており、クライエントは何を望んでいるのだろう。私と長く心理療法を体験した人に、「その人の体験」を語ってもらう。

第5回 2025年 2月16日(日)

今こそ考えたい心理療法の「基盤」

渡辺 亘

大分大学教授

臨床心理士・公認心理師

 

心理臨床家のあり方は、社会のあり方に強く影響を受ける。心理臨床家が「今」にあわせて変更を加えていくこともあるが、その後ろ側では、失われてはならないのに失われていくものがある。大切なものを取り戻し、つなぎとめるために、「今」を相対化しつつ心理臨床家の「基盤」を考え直してみたい。

 

RCC文化センターへのアクセス
最寄り駅 JR広島駅南口より徒歩約10分 電車:広電銀山町電停より約5分

 
 
    • 主催:心理相談室アフォーダンス
      協力:心理臨床プラットフォームひろしま

 
 
 

西広島勉強会・事例検討会

室長の古元邦子がコメンテーターとして参加させていただきます。

 
詳しくはこちらから
 
西広島勉強会事例検討会 2023開催のご案内.pdf